むし歯や歯周病の原因は「細菌」です。実は、お口の中の細菌は、唾液の作用により活動が抑えられています。これが「口呼吸」になってしまうと、口が渇いてしまい、唾液が出にくくなる、つまり、むし歯や歯周病になりやすいということです。

睡眠時にも「口呼吸」をしていると、下の位置が喉の方に下がりやすくなります。すると舌が気管を塞いでしまい、空気が入らなくなって睡眠時無呼吸症候群になる恐れがあります。

鼻呼吸の最大の利点は鼻毛、繊毛によりウイルス、細菌が体内に入るのを防いでくること。口呼吸をしていると、こうした病気の原因となり物質が肺に入るのを防ぐことができず、様々な病気になりやすくなります。

「口臭」は食べ物などが原因の場合もありますが、多くの場合は口の中にいる「細菌」によるものです。①でも解説したように、「口呼吸」になると唾液が減って細菌が増えてしましますから、当然口臭の原因にもなります。